円形レール設置

この現場ちょっと頭をひねりました。

店舗改修現場の平面図、パース頂いた時にフィッティングルームが円形のカーテンレールとカーテンの図示が入ってました。

それを読み解くと、500から600Rらしい。レール設置予定のところは一部梁有り。という事は一部吊り棒なのか、設置方法も要検討事項。

現調までの確認事項は

・まず500R全体アールを製作出来るメーカー、レールの種類の確認

取付方も考慮して、吊棒と天付けor正面付の併用可かも確認

サイレントグリス・・300Rから製作可能でしたが吊レールにするのがネックでした

TOSO・・・全体カーブは800Rからしか製作していませんでした

・全体アールは180度(半円)?までが限界か

・現場には半円突き合わせでオッケーか平行して確認。

 

 

現場は、カーテンは2枚仕立てで一周回らなくていいとの事でした

この条件がかなり役立ちました。レールのジョイントはどうしても直線部分を作らないと出来ないので、、そうなると円にはなりません。

結局落ち着いたのはタチカワ、レールVRN、500R全体カーブレール、180度が2本。カーブ加工するのに持ち手の部分が300㎜必要なので半円レールの両端に300の直線部分が付いてきました。その直線部分は現場でカットして半円部分を突き合わせ。

設置完了の様子

 

淡路島

 

昨日は淡路島の現場の最後の納品でした。

お天気も良く、いいな淡路島。

現場は淡路島に移住されるご家族のご新居。リビングからどーんと正面に海が見渡せしかも5mの天井高さのほぼ全面が窓!そこにロールスクリーンとレースのカーテンを納品させて頂きました。(他にも特筆したい事はある現場だったのですが、きりが無いので、、)

レースのカーテンがご入居前の全体工事に間に合わず、それだけが昨日になったという経緯です。

取付高さが5mあるので全体工事の時はローリングタワーを立てて大柄ロールスクリーン2台と紐引きカーテンレールを設置したのですが、昨日はレースカーテンの吊り込みだけだったのでタワーは設置せず、ノビテックという梯子で5mまで職人さんに上って頂きました。

5mの長さのカーテンの仕上りが心配だったのですが、上手く1cmぐらいの上がりで納まっていて安堵しました。カーテンも糸で作られている織物なので、多少の伸縮、縫製所での裁断の微妙な(1㎜、2㎜の世界です)違いの誤差なども考慮していつもよりは短めに発注したのが良かったんだと思います。

一つ無事現場が完了しましたところで、今日の午後からはまた初めましてのお客様との打合せです。また精一杯対応させて頂こうと思います。

とてもかわいいクマのレース!

リピーターのお客様のご新居へ納品してきたこちらのクマ柄のレース。

 

打合せの時にお持ちした生地サンプルに一目惚れ頂き、仕上がりもとても喜んで頂けました。

裾にもポンポンのフリンジをつけてよりキュートな仕上がりに。

 

今回縫製で気を付けた事はとにかくクマを分断させない事。

何も考えなかったり、指示しなければカーテンの仕上がり丈に寄ってはクマの真ん中で柄が終わってしまう可能性も。この柄が新柄として発売された時にデザイナーさんが、どうぞ皆さん縫製時にリピートなど気にして頂いて、クマの首切り事件にならない様にお願いします!笑とクマ愛を話されていた事がとても印象に残っています。なので事前に生地サンプルで柄のサイズを確認しました。

それと裾の折り返しを考えました。通常カーテンは10㎝ダブルの折り返しです。レースなら生地が薄いので折り返しがよくわかりますね。その折り返した裾にフリンジ付けてもなんだか残念な仕上がりになるので、今回はフリンジのリボンと同じ高さで折り返してもらいました。

すっきり仕上がっていて満足致しました。

ビニルカーテン

倉庫兼事業所の間仕切りとしてビニルカーテンを納品してきました。

レールの取付けがH鋼にだったのでクリップタイプのブラケットを使い、ランナーはカラビナタイプにしました。

このタイプはTOSOにもあるのですが一番大きい重量級の大型レールにしか部材がなく、今回は中量級で事足りたので岡田装飾金物のD30を使いました。

この手の工事系のレール、部材のラインナップはやはりオカダが充実してるなと思います。ビニルカーテンは畳んであったものを設置してすぐなので変な折り目がついてますが、気温も高くなってくると全体的に柔らかくなって馴染んできます。

いろいろな問合せお待ちしております!

間仕切りカーテンデコレーション

とある店舗の現場から急ぎで段取りして欲しいカーテンがあるから現調に来てくれないかと依頼があったので、行ってきました。

改装現場で、奥の個室とホールをカーテンで仕切る内容だったのですが、現場でこんな雰囲気にしておいて欲しいと渡されたイメージがこちら。

かなり壮大なイメージですね、、⁉︎

写真と天井高さも全く違うし、、

とりあえず焦っても仕方ないので1時間ほどで全部の採寸を済ませて帰ってきました。さて納期はすぐに発注しても先方の希望納期カツカツだったので、昼から別の現場に向かう道中で脳内作業です。

上はスワッグバランスで、でもスカーフバランス様なスタイルがいいよね。

カーテンたくし上げるのは何重がいいだろう?

カーテン寄せた時に向こう側が見えてはいけないのでその後ろのカーテンのラップ多めにして、、

タッセルはどこにつけよう?

房タッセルが似合うと思うけどそんなに長い物は無いし、、

出入り口は両面表の無双縫い(2重縫製)にしておかないと

などなど。

とりあえず製作イメージを先方に伝える事と、見積りあげて了解を得ないと発注できませんので、そこに向かって夕方事務所に戻ってからした事は、

・1/200で現場の立面を描いて、考えたカーテンのイメージを落とし込みます。

・そこからカーテン、バランス、テールの製作寸法を割り出します。(見積り作る為の寸法なのでここでは詳細な製作寸法は出しません。1㎝、2㎝ではカーテンの価格は変わりませんし、また製作寸法出すのには時間がかかり過ぎてしまいます。)

・縫製所に別注縫製の見積り依頼をして、その他ノーマル商材の見積り、カーテン生地の要尺計算もして在庫確認も各メーカーに並行して済ませておきました。

提案するものの在庫が無ければ再選定で話が進みませんから。

 

※余談ですが思ったこと

今回赤いカーテンのご希望で全部で75mぐらい必要だったんですが、川島織物で在庫がありました。以前も140mほど1品番で欲しい現場があって、皆軒並み在庫無い中、川島だけが在庫があって事なきを得た事がありました。やはり在庫を積める企業力、住宅メインでないいわゆる“現場”を落としていくメーカーさんってとても有難いなと思いました。

 

なんだかんだで納品したカーテンです。表面と裏面。裏も1本レールを走らせて表のデコカーテンが見えない様にしました。

照明が暗くて上手に撮れなかったのですが雰囲気は伝わりますでしょうか?

 

 

 

それとその取付指示書

瞬発力と集中力を使った現場でした。

 

 

バーチカルブラインド納品

昨日はバーチカルブラインド23台の納品でした。先行で高窓に電動ロールスクリーンを納品した現場です。今回はもう内装が仕上がった状態だったので屋内ではヘルメット不要でした。(ヘルメットでクロスなどに傷を付けない為)なので養生の上に。

にしてもキズ多いなぁと。階段に組まれた足場の下くぐって行く時とか、ゴンゴンぶつけて、、良くないですけどね。でもこれからも大事に使います。

ブラインドの納品は問題無く無事完了しました!

 

新築現場納品

今日はとある会社様の新社屋新築現場で納品で、エントランスホール兼階段室の高窓に電動ロールスクリーンを5台設置しました。

守備良く職人さんも施工してくれて無事に取付完了してホッとしました。施工内容的には特段難しい事もなく、採寸もきっちりしたのでいつもなら余り心配しないのですが、何せ施工後すぐ足場解体の工程だったのでもし何かトラブルあったら現場に少なからず迷惑かけてしまうのでそのプレッシャーを感じていました、、現場していたら何らかのトラブルは付きものですから。

でも無事完了したのでつかの間の達成感に浸りましたが、今度は美装後のバーチカルの納品に向けて準備進めていきます!

暑中お見舞い申し上げます

あっという間に8月、まだまだ暑さ真っ盛り、、

6月、7月、打合せや納品が続いていたのですが、先月写真の新築幼稚園の現場も無事施工出来て先週辺りからゆったりしてきました。お盆前という事もあっての加減かもしれません。

なのでブログを書いてみたり、終わった現場の書類を片づけたり、、

新しいお客様との取り組みの打合せも先日してきました。

クラシックなカーテンスタイル、いわゆるカーテンの王道の案件です。

こちらとしてはワクワクする内容なのでしっかり進めていきたいと思っています。

先月は他に、4年前のお客様がご自宅をご新築されるとの事でefulにまたご相談頂きました。お話聞くと迷いなく井上さんに連絡しようと思っていた。との事。

めちゃくちゃ嬉しくなりました。続けてて良かったと思いました。今回もしっかり提案させて頂こうと思います。

あとは来年春の注文住宅のご相談を設計の先生からお受けしていろいろ規格を調べたりしてました。リビングが吹抜になっていて、壁一面(高さ5m)にロースクリーンとレースカーテンの設置の内容でした。

手動のロールスクリーンは最大高さが5mまでなので当初ボックスから床まで5m以上あったのですが、これはまだ設計の計画段階だったので天井高さを5mまでに変更しますとお返事もらいました。これを聞いて最終ベストな建築になるお手伝いが出来てると思えたので、今の事務所をやってる醍醐味の一つだなと感じました。前職の会社にいた頃はほぼ現場が出来上がった頃に打合せ呼ばれて、このサイズ出来ませんよ、、という事が多々ありましたから、、今は責任重大ですがいろいろな面で楽しいです。

 

この他にもいろいろと書けそうな事はあるのですが、また、、

カーテンで何かお困りごとありましたらなんでもお問合せください。

お待ちしております!

セルフィって、、

「セルフィ」という名前のカーテンレール、ご存知でしょうか。

TOSOの現場で手曲げ出来るカーテンレールです。通常は窓のコーナーに取付する際55Rと115Rのカーブベンダーを使って曲げるのですが、こちらの現場では300R、500Rと職人さんに自在に曲げて取付して行って頂きました。

300R、500Rのベンダーは無いので、ウィンピアで型用として300R、500Rの別注カーブレールを用意しました。

店舗ビル1室の改装工事で室内の壁をほぼ全部ぐるっとカーテンの壁に仕上げました。1フロアは何となく3つのエリアと1つの個室に別れていて、カーテンはそれぞれの周囲です。用意したレールの総mは50m超えました!

今回の現場はデザイナーさんの案件で、最初現場で頂いた図面は梁の高低、既存、新設の壁や出っ張りなんか飛び越えて一筆描きでカーテンのラインが記されていて、正直初見は「おっなかなかな現場では、、!」と思ったんです(笑)。その日は見積りに必要な最低限の下見だけして、実際の現調は後日みっちり(2時間!)してきました。

ドレープカーテンも上品な光沢のある生地で、形態安定加工もかけたのでウェーブも綺麗に出ました。もし、形態安定加工をかけていなければ遮光の生地だったのでものすごく裾が暴れてわさわさになっていたと思います。やっぱりカーテンは住宅店舗問わずドレープ(ウェーブ)が綺麗に出てないと魅力も半減してしまいますよね。

またコーナー、コーナーで300R、500Rを多用しているせいか室内全体もゆったりとした雰囲気に仕上がりでした。

このインテリアを設計されるデザイナーさんを私は尊敬しました。

今回そのデザインの具現化のお手伝いが出来たのならとても光栄です。

ボトムボーダーカーテン

カーテンの打合せの流れで2つの生地を使った切替仕様にしましょうという事になり、下の柄の生地が最初に決まりました。

規則正しいマル柄で色の効果もあって上品な印象も持ち合わせた生地です。

上部に選んだ生地はホワイト系の無地

こちらはマルの生地のグランドが横流れだったので上の生地も横流れの無地を探しました。

そしてこれに合わせたレースはフジエのFA1817メドウ

裾の方に刺繍が施されていて、草原のモチーフの中にウサギも隠れているんです。ボトムの切り替え位置は刺繡の一番高い位置より少し上で縫製指示を出してカーテン開けた時もバランスが整う様に気を付けました。

ドレープは2倍ヒダですが、レースは柄を良く見せる為に1.5倍ヒダにしています。