高い窓のカーテン

今高い窓のカーテンの案件を抱えています。

高いと言っても吹抜ではなく天井高さが3450㎜の高さで窓がほぼ天井近くまであるリビングです。最初ご相談頂いた時のご希望が真鍮などの装飾レールで飾りたいという内容でした。

でも使い勝手の観点からそのままご提案する訳にもいかず、、高さがそれだけあるとカーテンの開閉、レールの滑走性がかなり重要になります。恐らく3400㎜の高さにリングタイプの装飾レールを付けたらカーテンをぎゅっと引っ張らないと動いてくれないと思います。リングの内側が樹脂で巻かれてあるタイプでやっと、木製のタイプはほぼ動かないかなと思います。

提案させて頂いたのは3パターン

※紐引きレール(サイレントグリスSG3870)

※天井埋込レール(TOSO シエロライン)

※今回上下に窓が分かれていたので途中に装飾レールを取付ける

この写真はフジエテキスタイルさんのインスタから拝借しました。

下側の生活範囲の所を隠す発想です。これだとご希望の装飾レールを使うことが出来ます。

 

以前同じ様な高さの窓を施工した時は、電動レール、紐引きレール、手動の機能性レール(ネクスティいわゆる車式ランナーの普通のレールです)を採用頂きました。

ネクスティは設置後開閉してみると、意外とすべるなぁという感想でした。そして今回の現場は埋込レールでご採用頂きました。埋込レールシエロラインは車式ランナーでは無いのですが、サンプルを触るとネクスティとあまり変わらなかったのでこちらで決まりました。

 

イレギュラーな取付位置などの案件もご相談ください。

いろいろとメリット、デメリットご提案させて頂きます。

 

暑中お見舞い申し上げます

あっという間に8月、まだまだ暑さ真っ盛り、、

6月、7月、打合せや納品が続いていたのですが、先月写真の新築幼稚園の現場も無事施工出来て先週辺りからゆったりしてきました。お盆前という事もあっての加減かもしれません。

なのでブログを書いてみたり、終わった現場の書類を片づけたり、、

新しいお客様との取り組みの打合せも先日してきました。

クラシックなカーテンスタイル、いわゆるカーテンの王道の案件です。

こちらとしてはワクワクする内容なのでしっかり進めていきたいと思っています。

先月は他に、4年前のお客様がご自宅をご新築されるとの事でefulにまたご相談頂きました。お話聞くと迷いなく井上さんに連絡しようと思っていた。との事。

めちゃくちゃ嬉しくなりました。続けてて良かったと思いました。今回もしっかり提案させて頂こうと思います。

あとは来年春の注文住宅のご相談を設計の先生からお受けしていろいろ規格を調べたりしてました。リビングが吹抜になっていて、壁一面(高さ5m)にロースクリーンとレースカーテンの設置の内容でした。

手動のロールスクリーンは最大高さが5mまでなので当初ボックスから床まで5m以上あったのですが、これはまだ設計の計画段階だったので天井高さを5mまでに変更しますとお返事もらいました。これを聞いて最終ベストな建築になるお手伝いが出来てると思えたので、今の事務所をやってる醍醐味の一つだなと感じました。前職の会社にいた頃はほぼ現場が出来上がった頃に打合せ呼ばれて、このサイズ出来ませんよ、、という事が多々ありましたから、、今は責任重大ですがいろいろな面で楽しいです。

 

この他にもいろいろと書けそうな事はあるのですが、また、、

カーテンで何かお困りごとありましたらなんでもお問合せください。

お待ちしております!

夏期休暇のお知らせ

下記の通り夏期休暇として事務所をお休みさせて頂きます。

よろしくお願い申し上げます。

 

2023年8月12日から16日まで

17日(木)から通常営業

調光ロールスクリーン

ハンターダグラスのシルエットシェードの特長を少しご紹介します。

上の写真左2枚がシルエットシェード、右1枚がニチベイのハナリです。

まず、ハンターにはセルの大きさが2種あります。窓の大きさや環境によって使い分ける事ができ選択肢が増えます。幅広だと水平にした時の抜け感が多くなるので外の景色を楽しみたい窓におすすめです。

実際に窓に貼ってみました。右端は遮光生地です。いままでこのシルエットシェードか、FUGAにしか無かったのですが、今回タチカワからも発売になりました。

あと、もう一つの特長がヘッドレールの正面がスクリーンの共布で包まれています。デザインがとてもエレガントだと思います。国内メーカーは樹脂のカバー仕様なのでここは圧倒的に違います。

最後にFUGAの特長ですが、スクリーンが途中で止まっている状態でも生地を水平にする事が出来ます。他のメーカーの物はスクリーンを下まで降ろしきった後に水平に出来る構造なのでここが一番の違いです。

 

タチカワブラインド新製品 展示会

タチカワブラインドの新製品発表会に行ってきました。

リアル展示会は数年ぶり。多くの若手営業さんにとっても初めての展示会からか、会場の雰囲気はなんだかフレッシュに感じました。

そしてかつて担当して頂いていた営業さんとも久しぶりにお会いできました。皆さん課長さんや部長さんになられていて時の流れを感じますね。

 

さて、今回展示会に伺って一番印象に残ったのは調光ロールスクリーン「ルミエ」。これはニチベイハナリ、TOSOラクーシュと同タイプの製品です。で、比べていいなと思ったのは生地の豊富さ。遮光生地がありました。いままで国内主要流通メーカーでは取扱の無かった遮光生地。ずっとあったらいいのになと思っていたので個人的にも嬉しいです。

このタイプで遮光となると、ハンターダグラスのシルエットシェードか、FUGAしかなかったので、、それぞれのメーカーにも特長はあるのですが、それはまた後ほど。

次に本体メカの部分がカバー付きであるという事。ただカバーと言ってもタチカワのロールスクリーンシールド仕様から派生しているカバーなので、他メーカーのカバー仕様と比べて本体の奥行がスリムになっています。これまでカバー仕様は窓枠内天付けにすると少し飛び出したりするケースもあったのですが、これなら納まってくれるケースも増えると思います。

それとこのルミエの電動タイプも同時発売です。

タチカワのホームユースの電動は今とても進んでいるのでお勧めです。

最近リモコンのデザインも変わりましたのでかなりメーカーさんも力を入れているのが伝わってきます。

これからの売れ行き大注目したいと思います!

セルフィって、、

「セルフィ」という名前のカーテンレール、ご存知でしょうか。

TOSOの現場で手曲げ出来るカーテンレールです。通常は窓のコーナーに取付する際55Rと115Rのカーブベンダーを使って曲げるのですが、こちらの現場では300R、500Rと職人さんに自在に曲げて取付して行って頂きました。

300R、500Rのベンダーは無いので、ウィンピアで型用として300R、500Rの別注カーブレールを用意しました。

店舗ビル1室の改装工事で室内の壁をほぼ全部ぐるっとカーテンの壁に仕上げました。1フロアは何となく3つのエリアと1つの個室に別れていて、カーテンはそれぞれの周囲です。用意したレールの総mは50m超えました!

今回の現場はデザイナーさんの案件で、最初現場で頂いた図面は梁の高低、既存、新設の壁や出っ張りなんか飛び越えて一筆描きでカーテンのラインが記されていて、正直初見は「おっなかなかな現場では、、!」と思ったんです(笑)。その日は見積りに必要な最低限の下見だけして、実際の現調は後日みっちり(2時間!)してきました。

ドレープカーテンも上品な光沢のある生地で、形態安定加工もかけたのでウェーブも綺麗に出ました。もし、形態安定加工をかけていなければ遮光の生地だったのでものすごく裾が暴れてわさわさになっていたと思います。やっぱりカーテンは住宅店舗問わずドレープ(ウェーブ)が綺麗に出てないと魅力も半減してしまいますよね。

またコーナー、コーナーで300R、500Rを多用しているせいか室内全体もゆったりとした雰囲気に仕上がりでした。

このインテリアを設計されるデザイナーさんを私は尊敬しました。

今回そのデザインの具現化のお手伝いが出来たのならとても光栄です。

ボトムボーダーカーテン

カーテンの打合せの流れで2つの生地を使った切替仕様にしましょうという事になり、下の柄の生地が最初に決まりました。

規則正しいマル柄で色の効果もあって上品な印象も持ち合わせた生地です。

上部に選んだ生地はホワイト系の無地

こちらはマルの生地のグランドが横流れだったので上の生地も横流れの無地を探しました。

そしてこれに合わせたレースはフジエのFA1817メドウ

裾の方に刺繍が施されていて、草原のモチーフの中にウサギも隠れているんです。ボトムの切り替え位置は刺繡の一番高い位置より少し上で縫製指示を出してカーテン開けた時もバランスが整う様に気を付けました。

ドレープは2倍ヒダですが、レースは柄を良く見せる為に1.5倍ヒダにしています。

嬉しい事

大切なお客様から新しいお客様をご紹介頂きました。とても光栄でした。

そして納品後お客様から理想以上のカーテンの仕上りになりとても嬉しいです!とこれ以上ない最高なメッセージを頂けて、仕事してて良かったーと思いました。

サイレントグリスはやっぱり

打合せでサイレントグリスSRへ行ってきました。電動ロールスクリーンの相談だったのですが、やっぱりさすがと思いました。

電動の大きいサイズでは国内メーカーでは大型タイプになって、ロールスクリーン本体とは別に小さな箱(電波を受ける受信機と、電動スクリーンに指示を出すコントローラーです)を周りに取付しないといけないのですが、SGは内臓タイプ。カーテンボックス内はとてもすっきりします。国内メーカーでもホームユース用は内臓タイプが増えてはきているんですけどね。いいですよ内臓は。

それとリモコンのデザインがいいです

これは5チャンネル用ですが緑のランプのとこがボタンになっていて動かしたいスクリーン選びます。こういうデザインって海外っぽいですよね。

それと生地の種類は色々あるのですが、今回探していたのはメッシュタイプ。これも同じ生地で透過性が違うものが用意されてました。写真左から1%、5%、10%です。

 

 

下地探し

天井のどの位置に下地が通っているか調べているところです。(私の下地探しは強力磁石にシールタイプの房掛け付けてます)天井の中はビルとかだったら軽天下地を組んでいることが多く、その下に12.5㎜厚などのボードを止めています。なので磁石のくっつくところが軽天下地のあるところ。すなわち商品を取付出来るところになります。

主に部屋の間仕切りや、ピクチャーレールを取付する時に使いますね。軽天にも流し方向があるので商品に対して垂直方向に通っていたら好きな位置に施工出来ますが、平行方向ならば軽天の位置にしか取付する事が出来ません。

一番いいのは事前に木下地を仕込んでもらう事なんですが、なかなか難しく、、

改修工事であったり、間仕切り決まった時にはすでに天井が出来上がっていたりとタイミングが合わないのです。

ちなみにこの磁石、職人さんも使ってます。

さらに強力なのはイリジウム。ボード2枚張りでも探せちゃいます。

現調の一コマの紹介でした。