高窓にカーテン設置

 リビング吹抜の窓に紐引きカーテンレールとカーテンを設置してきました。当初の提案は電動ロールスクリーン3台か、こちらの紐引きカーテンかの2種類でしたが、紐引きレールの方をご採用頂きました。

使ったのはサイレントグリス社の「SG3870」です。紐引きで、となるとやはりサイレントグリスが一番いいのではないかと思います。種類の多さ、滑走性、デザインのシンプルさなどなど。

今日はこちらのカーテンを設置するにあたって気を付けた事を簡単にご紹介したいと思います。

まず、上の3連窓と、下の掃出しの横幅が少し違っていました。

およそ18㎝上の窓の方が短いです。ただ、取付けた時になるべく上と下とカーテンの幅が同じように見える方がバランスが良いので、上のカーテンレールの幅を条件の中で最大まで伸ばしたいなと考えました。

メーカーの設定では外側のブラケットからレールは10㎝伸ばし。単純に計算すると8㎝足りません。しかも下の窓のレールは窓よりもさらに外側に伸ばして取付します。窓の横にある下地が3㎝?5㎝?と仮定して、最終窓よりも16㎝長く製作する事にしました。実際には2㎝少ないのですがカーテンの裾の膨らみも有るでしょうしそこまで気にならないのではないかと考えました。結果的にはブラケットから12㎝レールが長くなっています。

また操作側は負荷がかかりやすいのでブラケットを一つ多めに入れてブラケット間のピッチを狭くし補強しています。

施工時に事前に職人さんに渡しておいた現場の資料です。

これを元に大きい脚立などの足場を準備して頂きました。

カーテンについては次回で。

FISBAカーテン

前回投稿のカーテンはFISBA社のものでした。

スイスのメーカーで200年の歴史があります。

今では世界各国で展開されており、縫製も海外でされてから日本に入ってきます。空輸の兼合いもあるのか梱包は独特でとても厳重になされています。

箱の中身もこれ以上養生出来ませんっ!と言うくらいに丁寧に梱包されています。

紐引きカーテンレール

天井高さ3300㎜あるリビングにカーテンを設置してきました。

両開きカーテン

 

  片開右寄せカーテン

 

 

 

 

 

 

 

今回設置高が高く、両開きカーテンの前にはテレビを置かれるご予定、また片開のカーテンは家具の入隅に向かって閉じていく状況だったので普通の手引きレールでは無く紐引きレールを提案してご採用頂きました。

高い位置の隅に向かってカーテンを端まで引き込むのには結構グイっと引っ張らないといけませんし、閉めきるのはなかなかしんどいと思われます。

紐引きレールはロールスクリーンやシェードと同じ要領で1ヵ所に立ったまま紐を引っ張ってカーテンを開け閉めするカーテンレールです。

高窓や、幅の広い窓、障害物のある窓に適しています。

また直接カーテン生地を手で持つことも少ないのでカーテンの保護の為にも良しとされています。

 

新しいスタイル

先日新しいスタイルのカーテンを納品させて頂きました。

ドレープとドレープの間にレース地を挟んだボーダーカーテンです。

よく色違いなどのドレープ同士の切り替えは作るのですが、今回は施主様のデザインでこの様なカーテンのオーダーを頂きました。

上からドレープFA6807TB、レースFA1373BR(8㎝)、ドレープFA6807BE。すべてフジエテキスタイルです。1ッ山1.5倍ヒダ。

実は私も出来上がりまでは不安なところもあったのですが、縫製も綺麗に仕上がってきており、とてもいいカーテンになったと思います。

部屋の照明有り、無し、また外光のない夜でも随分表情が変わります。

レースの部分は8㎝。これも10㎝にするかどうか全体のバランスを考えて打合せさせて頂きました。レースが入る事によって軽やかさがグッと出て、外の移ろいも感じられる素敵なカーテンです。

以前から私が考えている「オーダーカーテンはサイズをオーダーするからオーダーカーテンでは無く、もっと自由に作る事が出来るからオーダーカーテンなんだ」という事を再認識させてもらえる案件でした。

 

レースカーテンとロールスクリーン

リノベーションされたお宅にレースカーテンとロールスクリーンを納品させて頂きました。

工事中の前段階から打合せしていて、ほぼ内装が出来上がった頃大判サンプルを現地で確認して頂きました。これと色違いでブルー系もあったのですが、キッチンの床の色との相性もあってこちらのイエロー&パープルにされました。

しっかり色が付いていそうで、でも外からの光が通るといい感じで色が薄まりとても綺麗なグラデーションが楽しめます。これはカーテンの加工所の方も、大ベテランの職人さんも、もちろん施主様もとても気に入って頂けました!フジエテキスタイルの生地です。

レースの後ろにはレーザーカットの柄入りのロールスクリーンを設置しています。

レース越しに見えるレーザーカットの柄も素敵です。

 

 

 

 

 

 

ロールスクリーンだけにしたらまた違った印象に。

 

 

 

 

 

 

 

バーチカルブラインド②

前回の投稿と同じお宅です。

階段登って正面にも窓が有ったのでブラインドを設置しました。

窓から床まで40㎝ほど立ち上がりの壁があったのですが、ここは天井から床まで一気にブラインドを付けました。この方が空間の広がりも感じられますし、スッキリとした印象になります。

 

機能面ではオプションで右側にも左側にも羽を寄せられる仕様としました。

ほぼ一面fixですが右側に風通しの為の細い窓があります。窓を開ける時は羽は左側に、全体的に開ける時は吹抜けから死角となる右側に羽を寄せて頂きます。

これらの操作方法はメーカーによって準備されているオプションがバラバラなので色柄だけで無く、商品選定の重要なポイントとなります。

バーチカルブラインド

バーチカルブラインドを納品してきました。

石材、木材がとても印象的な吹抜リビングにシンプルなラインのバーチカルブラインドが良く似合ってました。

発注の時にちょっと気を付けた点はヘッドレールと、操作コード、回転棒の色をどうするか。普通これらの部品色は同じ色の事が多いのですが、今回はカーテンボックスが天井からの高い位置にあり、またボックス内の色が茶色で下から良くボックスの内部が見えたのでレールはアンバー色、コードと回転棒は壁と羽の色に合わせたホワイトで手配しました。

2階はボックス内部もホワイトだったので、素直にホワイト1色にて作りました。

納品後に設計の先生からも嬉しいお言葉いただきました。

『井上さま

いつもお世話になり、ありがとうございます。
昨日現場にいきましたので、見せていただきました。

色々と配慮いただいたのがよくわかり、私としても納得でした。

ありがとうございました。』

 

これからもちょっとした配慮でお客様が快適に過ごせるように日々努力していきたいと思います。

川島織物セルコン ドレープ

 

川島織物セルコンの最上位ブランド『filo』の「レイロウ」というドレープを採用して頂きました。

太陽、雨、風などの自然の様々な現象を、抽象的に表現したデザインです。ボリュームのあるベースに、光沢感のある糸で柄を表現。柄部のグラデーションは、夕焼けや朝焼けのイメージです。

高級ファブリックにはデザイナーの想いが一つ一つ込められています。その想いに出会う度ファブリックっていいなぁと思ってしまいます。

 

ドレープは交差仕様にしています。

寝室などベットの位置の関係で逆交差仕様(左側が手前)にする場合もあります。

フジエテキスタイルドレープ

一つ一つの素材がとても重厚なインテリアの住宅にカーテンを提案させて頂きました。

このインテリアのボリュームなのでファブリックもシンプルでもこの重厚さに耐え得る物を選んで頂きました。

ドレープはフジエテキスタイルの「ダイヤグラム」FA6311BR。

太いスラブ糸やモール糸をたてよこにざっくりと織り込み、均等では無いニュアンスのあるヘリンボーンの柄を作っています。何種類もの特別な糸の組み合わせが素材にインパクトを与え、重厚で素材感のある高級なファブリックを目指して企画された無地です。

また装飾タッセルもフジエのものです。

マンション/プレーンシェード

先日リピートのお客様からお引越しによるカーテンのリメイクの依頼をいただきました。今お使いのカーテンをご新居の窓に合わせてサイズを直したり、カーテンをプレーンシェードに作り変えたり、今お使いのカーテンと同じ生地でプレーンシェードを新調したり、など。

オーダーカーテンの場合中には10数年生産が継続されているものも有るので追加購入する事も可能です。

今回ご紹介するのは既存のカーテンと同じ生地で新規製作したプレーンシェード。東リのリヨン織物美術館シリーズでとても人気のある柄です。

 

ブルーの色がティファニーブルーの壁紙とも良く合っていると思います。

 

 

 

 

裾にはフリンジも付けました。

 

 

 

 

 

 

そして今回も補助金具を使ってシェードを高い位置に取付けしております。通常マンションの場合窓枠に取付ける場合が多いのですが、そうするとこの窓の場合シェードと梁の間が5㎝ほど開いてしまいます。視線を横に分断させるよりは梁下からシェードを繋げた方がスッキリとした印象になるのでこの様に持ち上げました。