電動(ホームユース)ロールスクリーン

年末に電動ロールスクリーンを納品してきました。

昨夏ぐらいからご相談を受けていた案件で、納品後はお客様にとても喜んで頂き毎度のことながら安堵致しました。問題無く納品出来てもそれはそれで合格なのですが、お客様に喜んで頂けたらプラスアルファでマルのような、もしくはそこが真の合格ラインのような気持ちです。

 

今回ご覧の通り1台がとても大きく、幅2420高2850、面積6.9㎡あります。

電動製品の時、普段はタチカワブラインドの製品を提案することが多いのですが、今回はニチベイの製品を提案致しました。

と言うのもタチカワにはこのサイズに対応可の遮光生地が学校物件などに採用されやすいプレーンの無地しか無く、いくら何でも拘りのご新築にこの生地を提案するのはいかがなものかと思ったからです。

タチカワの生地

ニチベイの生地 遮光生地の定番です「ラフィー遮光」

ニチベイはこれ以外にももう1種このサイズに対応している生地がありました。

でもなぜ普段ニチベイではなくタチカワを使っているかと言うと、ニチベイはある時期から電動RFタイプはロール1台に付き登録できるリモコンのチャンネルは1種類のみと表向き(カタログや受注窓口で)の対応になった為です。でも複数台取付する現場だったらとても不便になります。西面2台、南面1台など1チャンネル目に西面2台、2チャンネル目に南面1台、を登録するとこれでもう西面2台は別々に操作することが出来なくなります。タチカワや他のメーカー(以前のニチベイも)は1台に付き複数のチャンネル登録が出来るので3チャンネル目、4チャンネル目に西面を個別に登録できます。

 

使い勝手、見た目を考えるとタチカワなんですよね。

(電源コードもタチカワは右側、左側、どちらでも選択できるんですが、ニチベイは右側のみ。電源コンセント位置の自由度を考えてもタチカワが良いです)

ただ今回は2台だけだったのでチャンネル1と2にそれぞれ個別に登録し、リモコンのALLボタンで2台同時に操作が出来たので生地の種類の事も考えてニチベイで提案した現場でした。

 

タッセルの大きさ

和室に障子はあるけれど、お隣のビルが取り壊しになったので急に日差しが強くなったのでカーテンを取付したいというご相談を受けて納品に行ってきました。

全部で4カ所あったうちの一つがこちらの窓。

左側に房掛けを取付出来るスペースがありませんでした。

なので押入れもあるし、両開きで作ってはいますが、右側に寄せてしまいましょうと打合せ時に決めました。

そこで、カーテン2枚分をまとめて束ねるのには大きめのタッセルが必要になるので、今回は1本余計に大きめの3本目のタッセルを作ってもらいました。

この共布タッセルにもS、M、Lとあるのを皆さんご存知でしたでしょうか。

過去に幅1mのタッセルを作ったことを思い出しました。

 

※カーテンの丈が長めなのはすぐにカーペットを撤去するので畳のレベルに合わせて製作しているからです。いつもの仕上りではありませんのでー

V吊レールにて間仕切り

高齢者施設の工事で間仕切りカーテンの設置をしてきました。

4床が3部屋で計12床。レールはTOSOのニューリブ、アルミナチュラル。ランナーはニューデラック仕様(レールの向きでC型レールのランナーも使用できますが、滑走性が全然違います。)

昔からV吊はニューリブ一択。いいレールだと思います。

この日は9時から職人さん2人入ってもらって、3時前に終了。早めに終わって良かったです。でも工事の段取りはまあまあ、タイトでした。金曜日に現調行って、そこで初めて詳細お聞きして、翌金曜日に施工でしたから。カーテンも施工当日に佐川引取りでした。

今はここの施設の居室の改修工事が順番にあるので10日に1回のペースで通ってます

こども園 背景カーテン

こども園の大きい壁面にカーテンを納品しました。

普段はカーテンを掛けずにお遊戯会や、卒園式などの時にカーテンを掛けてそこをバックにイベントを催されます。

今回設置した壁面の幅は7400㎜(7m40㎝)。もしこの幅を1枚で製作してしまったら脱着がとても大変になってしまいます。納品の時に引っ掛けてそのまま、なら職人さんに頑張ってもらうのですが、今後カーテンを扱うのは園の先生方。ほとんどが女性です。

そこで今回は3分割とし、カーテンの両端にはマジックテープを縫付けました。

これで分割してもカーテンの間から壁が見えるという懸念も解消です。マジックテープは2カ所、下から950㎜、1800㎜のところに縫付け。

両端のカーテンのマジックテープは片側だけあれば事足りるのですが、それだと、吊る時にこれが左で、これが真中でと気を付けないといけません。新しい先生が知らずに吊ってしまうとまた外して、付けて、、とかなりの作業量(脚立にも乗るでしょうし)です。そのリスクとカーテン吊った時両サイドに使わないマジックテープが見える不格好さを天秤にかけて今回は3枚共同じ物を作るという選択をしました。1枚あたりの重さは約5㎏に抑えられました。分割しなければ15キロ以上のカーテンになっていました。

efulでは納品した後もカーテンは気持ちよく使って頂きたいと考えています。

バーチカルブラインド 業務用

一般住宅なのですが、高窓だったので業務用ブラインドで納品しました。

住宅用と違う所はルーバーの回転もコードでするという事、大きい面積も製作可能、また開閉する時に負荷が少ないのでとても操作がスムーズです。

商品はタチカワブラインドのバーチカルブラインド ツーコード式

幅3570高5430 右操作両開き

この写真は建物完成後に他の窓の商品を取付した時に撮った写真ですが、実際に取付した時は建築途中で、建築足場を利用させて頂いて取付致しました。

階段周りだとローリングタワーも立てられないで施工がこのタイミングになりました。

ブラインドの裾が汚れない様に窓と階段にビニル養生をして、取付後は商品も養生してきました。採寸に伺った時はまだ階段が付いていなくてこんな感じでした。

高窓の時は何度も現場に出向くので最後の納品の時は、あーここがこうなるんだ。と学びが多いです。

プレーンシェード

お客様支給生地をプレーンシェードに加工させて頂きました。

設置場所は美容室の間仕切り

奥のシャンプー台でヘッドスパなどの施術をされる時にプライベート空間を作る為にシェードの設置を計画されていたそうです。

 

《今回のシェードでいつもと違うところ》

チェーンを別に発注した事です

シェードを開けている時に垂れ下がったチェーンが悪目立ちしない様に長さを短く、また色を後ろの扉の色に合わせてホワイトからブラウンに変更希望というのがオーナー様のご希望でした。

通常ボールチェーンはシングルシェードの場合ジョイントのあるタイプがセットされています。ジョイント部分は本体内を通過出来ないので長めのチェーンが必要になります。

ジョイント部分の問題はダブルシェードのワンチェーンを使う事でクリアしましました。ダブルシェードは通常ジョイントのない一続きの輪のタイプのチェーンがセットされてきます。このワンチェーンをシングルシェードのメカで問題なく使えるかどうかをメーカーと縫製所と念の為両方に確認して今回のチェーンを別注で手配しました。

今回のご依頼はお気に入りのレースの生地を生地屋さんで見つけておられたのですが、なかなか支給生地でシェードを作ってくれるカーテンショップが無かったらしく、efulのホームページをご覧頂いて電話でお問合せ頂きました。

今回のご依頼ありがとうございました!!

レストラン

昨日の記事の続きです。

写真のシェードはエントラスの窓なのですが、右手すぐが出入り口、です。当初はコードの操作位置をホールと同じく右操作で予定していたのですが、採寸していた時、「右じゃお客様が入ってきた時目に入るよね、、」と気になったのでシェフに説明したら「本当ですね!左にしてください」となり左操作で製作しました。

いつも通り気をつけて採寸していた結果なのですが、納品の時また改めてシェフから「採寸しながら、作業しながらでも、こっち(シェフ)の立場で、こちらの気づかない事まで気配りしてくれたから信頼出来る業者さんだなと思ってました。今回頼めて良かったです。」と言って頂きました。

そう感じて頂けると一番嬉しいです。

カーテンやブラインドやは細かい指示が多いので全部が全部お客様には説明仕切れてないのですが(勝手に操作コードの長さなど使い勝手良い様に変更してます)、そこに着目して頂けるとちゃんと見て頂けてありがとうございます!ってなります。

プレーンシェード ループレススタイル

イタリアンレストランの施工に行ってきました。

内装はグレーを基調にしたシンプルシック。冷たい印象になりがちですがナチュラル色のウッドのテーブル、チェアなどで心地よい空間です。

今回はそんな無駄をそぎ落とした空間だったので、プレーンシェードのメカもチェーン式ではなく、1本コードが垂下る「ループレス」操作をご提案しました。

とてもすっきりしていい仕上りだと思います。

生地はフジエテキスタイルの「フェートル」

織物なのですが、表面がフェルトの様な意匠です。壁の色味にもよく合っていて、また素材感が特長的だったのでいいアクセントになったと思います。

 

施工現場

先日の取付現場の一コマ。

取付高さが丁度5mでした。さすがにこの高さは脚立という訳にはいかずローリングタワーをこちらで立てました。

ただ、現場がリビングのフラットな床だったので美装後にタワーを立てて施工する事が出来ましたが、これが階段の上だったり障害物(表し梁など)があったりなどでは建築中の足場を利用しないといけません。その場合は工務店さんサイドとクロスの仕上げ日、足場の撤去日を確認しながら先行で高窓の施工に入ります。

現場の足場をお借りするので現場の工程の邪魔にならない様に心掛けています。

さて、写真の現場ですが、リビング正面に素晴らしい景色が開けてまして、とても晴れ晴れとした気分になりました!

奥側に手動大型タイプのロールスクリーンを2台、手前に片開レースカーテンを施工しました。カーテンレールはサイレントグリスの紐引きレール。この高さは手引きではカーテンが動きません。以前高さ3400のレースカーテンでギリギリ動くなと感じましたので、出来れば操作性もいいので紐引きレールをお薦めしたいですね。

円形レール設置

この現場ちょっと頭をひねりました。

店舗改修現場の平面図とパース頂いた時にフィッティングルームが円形のカーテンレールとカーテンの図示が入ってました。

それを読み解くと、500から600Rらしい。レール設置予定のところは一部梁有り。という事は一部吊り棒なのか、設置方法も要検討事項。

現調までの確認事項は

・まず500R全体アールを製作出来るメーカー、レールの種類の確認

取付方も考慮して、吊棒と天付けor正面付の併用可かも確認

サイレントグリス・・300Rから製作可能でしたが吊レールにするのがネックでした

TOSO・・・全体カーブは800Rからしか製作していませんでした

・全体アールは180度(半円)?までが限界か

・現場には半円突き合わせでオッケーか平行して確認。

 

 

現場は、カーテンは2枚仕立てで一周回らなくて良いとの事でした

この条件がかなり役立ちました。レールのジョイントはどうしても直線部分を作らないと出来ないので、、そうなると円にはなりません。

結局落ち着いたのはタチカワ、レールVRN、500R全体カーブレール、180度を2本。カーブ加工するのに持ち手の部分が300㎜必要なので半円レールの両端に300の直線部分が付いてきました。その直線部分は現場でカットして半円部分を突き合わせ。