最近のこと

今年、事務所のウンベラータを2鉢に分けてみました。

元々の鉢は幹だけになっちゃうのでこれは仕方ないなと思っていたら、新しく芽が出ていたので自宅に持って帰りました。そうしたら、、

見る見るうちに成長してしまいました。

事務所の2鉢は今マンションが大規模改修中で室内が薄暗いからでしょうか、成長はスローペースです(^^; でもゆっくりですが新しい葉も出て確実に成長しています。

一方仕事面では各メーカーさんの新商品が発売される時期なので、オンライン展示会に参加したり、プレゼン動画を見たり、少数ですがリアル展示会に行ったり中にはショールームでのプライベートセミナーを企画されているところがあったのでそれに参加したり。

去年は軒並み中止、発売見送り、など全体的に新しい事は自粛ムードでした。私の仕事も建築事は事前から決まっていたことなので他の業者さん達と粛々と建物を完成させていく事に徹していた様に思います。

でも最近ではコロナ禍なりに市場は試行錯誤して前へ進もうとしていると感じています。実際新しい設計事務所様、販売店様とのご縁もありました。私も徐々にこれから新しい取り組みも開始していこうと思っている今日この頃です。

 

FISBA 新作展

FISBAの新作展に行ってきました。

コロナ禍という事もありカミラさんは来日されず、、ビデオメッセージが上映されていました。

今作のテーマはアフリカ。マイケルとカミラご夫妻がアフリカ訪問した時の体験がコレクションの軸となっています。

中でも一番私が気になったはこちらの ESTIVAL。

国はメキシコになるのですが、メキシコの文化やネイティブアートにインスパイアされたデザインで、花や葉が活き活きと描かれています。また時間の経過を表現する為に所々かすれた部分が。

   

かすれた様に見える部分は、転写プリントの際に染料が入らない特殊なポリエステルの糸です。それがファブリックの世界感に大きな奥行きをもたらせています。

どれくらいの時間の経過をそこに思い描くのかは、人それぞれだと思います。デザイナーが日々感じた事をデザインとして落とし込まれたファブリックにはストーリーがあって、日常の生活にもきっと潤いをもたらせてくれると思います。

吹抜けロールスクリーン 続き

ちょっとした事なのですが、前回投稿した窓の右隣の壁面にも吹抜けの窓がありました。こちらは上下同じ位置に窓有りです。右側のロールスクリーンの出幅を上下同じで作ってしまうと、上のチェーンが下のロールスクリーンに引っかかってしまうので、上のロールスクリーンは下のロールスクリーンより1㎝大きくなる様に作りました。

これで上のチェーンも真っ直ぐ降りてきますし、上と下でチェーンの意匠も少し変えています。

上の方のツブツブがクリア。下の方のツブツブがホワイト。

操作する時に迷わない様にチェーンの種類を変えました。

また同色のチェーンの種類変更出来るのもタチカワブラインドさんだけです。

吹抜けロールスクリーン

吹抜けの高窓にロールスクリーンを納品してきました。

手動タイプのチェーン式だったのですが、チェーンを横にずらさないとリビングの真ん中にチェーンが降りてきてしまう案件でした。そこで本来とは違う使用用途なのですが、マルチチェーンハンガーというオプション部材を使ってチェーンを右の壁側に寄せました。

   

操作も問題無く出来ました。ただ部材と本体が横方向に離れすぎるとチェーンの角度がつきすぎてしまうので上手く操作出来ませんので注意が必要です。

この部材のメーカーはタチカワブラインド。

吹抜けのこのパターンの場合はタチカワにしています。

タチカワブラインド新商品

タチカワブラインドさんがミニサンプルを持って新商品説明に来てくれました。

コロナ禍なので今年も展示会は中止。。営業マンが得意先をこうやって回ってるそうです。

今回のリニューアルポイントの押しはペアアンサンブルのドレープとレースの隙間が少なくなった事だそうです。ドレープが回転するとレースが自然と回転する仕組みにメカがリニューアルされてました。

あと、電動のメカも見せて頂きましたがとても静かでした!

複数台設置の時は今まで1台に付き1個コンセントが必要でしたが、新メカでは右端の1台に1個のコンセントで大丈夫です。この1台から他のブラインドに電源を分けていきます。打合せがシンプルになってうれしいですね。

保育園、福祉施設への納品

1階が福祉施設、2階が保育園となる新築建物の納品に行ってきました。

納品時は綺麗に内装が仕上がっていますが、初回の下見の時はヘルメット必須な状態の建築中の時でした。

ロールスクリーンはこんな感じです

また、後日追加工事にお伺いすると先生方の手作りのステキな天蓋が付いてました!

   

ロールスクリーンのピンクともとても合っていて私も真似したくなりました。

お子さんは天井がちょっと低い方が落ち着くから天蓋を作っているのだそうです。

ウェーブスタイル

ウェーブスタイルとはカーテンはフラットカーテンなんですが、強制的に丸いウェーブが出るスタイルです。

通常の山を作るカーテンとは違ってドレープはあるのですが印象はとてもシンプルです。最初にきちんと設置しておけば畳み込んだ時も綺麗に畳んでくれます。

このスタイルはランナーを専用のピッチキープコードで繫げてあるのでカーテンを引っ張ると連鎖で次のランナーも動くという仕掛けです。

フラットカーテンだとカーテンを閉める時最初は真っ直ぐで、均等なウェーブを出すなら自分で再度生地が均等になる様に調整しないといけません。でもコードがついている事によってカーテン全体が常に均等なウェーブに整えられています。

今回の施工例はTOSOでしたが、以前からサイレントグリスでも同じ様な商品が有ります。サイレントグリスの方はコードのピッチ間隔も2種類あり、選択の幅は広がります。

カフェカーテン

カフェカーテンを別注で作りました

ナチュラルイメージの柔らかいレース生地で、たっぷりなギャザーではなくふんわりとしたフラットな仕上がりでというお客様のオーダーだったので、いつもは内寸に2倍から2.5倍でカフェカーテン作るのですが、今回は1.2倍にて作らせていただきました。

上部の立ち上がりも1㎝と小さめに。ギャザーがあると2、3㎝でも立つのですがフラットだったら寝てしまうので。

上の立ち上がりを作る事でテンションポールの隙間も綺麗に埋める事が出来ました。

また丈は窓下20㎝とし、共布で作ったリボンでスタイリングしています。

リボンのサイズは今回2㎝×55㎝で作りました。結び方も蝶々結びではなく少しラフな片結びにしています。また場合によったらリボン代わりに麻ひもでも雰囲気が出ると思います。

取材協力

本日(令和3年4月25日)の読売新聞(紙面は関西方面)に先月取材協力させて頂いた記事が掲載されました。記事の企画は「部屋を楽しむ」というシリーズでこれから月1回のペースで掲載されるようです。で、記念すべき第一回のテーマは「カーテン」。私のお話しさせて頂ける範囲で協力させて頂きました。

場所は大阪のフジエテキスタイルさんのショールームをお借りしました。

新聞右下のベッドの写真はフジエさんのショールームでの1枚です。ベッドの横に生地サンプルを並べて、、新聞に掲載される写真はトリミングはしても加工はしてはいけないらしく、生地のタグが写らない様にとか、角度を気にしながら撮影されてました。

1つの記事を書くためにノートいっぱいにメモを取られて、また他社さんにも取材に行かれてて、とてもとても労力をかけてらっしゃいました。

私もひとつひとつの現場に対して下調べに結構時間を費やしてしまう場合もあるので、ああどんなお仕事でも同じだなぁと思いました。

打合せ時の様子です。3月現場納品に追われていた時期でしたが目先が変わり良い体験をさせて頂きました。

ありがとうございました。

 

保育園カーテン準備

今週末から始まる保育園の大規模改修工事の施工指示書を作りました。

2現場3フロア分。この図面を元に職人さんに材料を振り分けて取付して行ってもらいます。この窓には何mのレールを準備してますや、レールの取付位置など細かく記入します。ただあくまでも施工当日の指示書なので長々とした文章を詰め込むのは控えています。色を変えたりして瞬時に確認したい内容が目に飛び込んでくる様な指示書作りを心がけています。

また段取りも住宅と違って量も多くなるので、かさ張るカーテンはトラックで現場搬入して、レールは職人さんに持ってきてもらって朝一から作業は進めてもらって、、などいかに当日効率よく作業を進められるか考えたりしています。

こういう1日仕事の現場は事前の段取りが重要だと私は思っているので多少準備に時間がかかっても良しとしています。