スワッグ&テール

今「スワッグ&テール」の打合せをしています。

スワッグ&テールというのはカーテンのトップトリートメント、上飾りのデザインの名前です。スワッグは半円の垂下り、テールは両サイドの垂下っている部分を指します。

よくスワッグとテールの長さはカーテン丈のどれくらいにしたらいいですか?と質問を受けますが、私は決まった定義は無いと思っています。

それはお客様の好みと、その空間のインテリアのボリューム次第で似合う、似合わないが決まるからだと思っているからです。

上の写真はメーカー(東リ)さんのカタログ内の施工例写真。

下は今回のお客様の窓寸法に縮尺を落とし込んだスケッチ3種。

カーテン丈、2300㎜に対してテールの長さを800㎜、1000㎜、1200㎜のバージョンで描いてみました。

 800㎜

 1000㎜

 1200㎜

テールの長さで随分印象が変わります。今回は1200㎜をご採用頂きました。

最後に雑誌のスナップ写真を。

この写真のテール、日本のものに比べたらむちゃくちゃ長いと思いませんか?

でも馴染んでいるのは、天井の装飾、壁の色、カーペットの色、ベッドのデザインなど一つ一つにボリュームがあるからだと思います。

 

5月バタバタしてたらブログ一つも書いてませんでした((;^_^A

インスタもしかり...反省。

ゴールデンウイークお休みについて

4月27日(土)~5月6日(月)までの間はお休み頂戴致しますが、メール、お電話での問い合わせは受け付けております。(お電話の場合折返しのご連絡となる場合がございますのでご了承願います。)

打合せもご予約制となりますが、お急ぎの場合はご相談下さい。

よろしくお願い申し上げます。

 

余談ですが、、先日から請求書など作成で「平成31年4月30日」と日付を入れておりましたら、いよいよ最後だなぁと感じました。令和になっても引き続きよろしくお願いいたします。

演出カーテン

フランスベッド様のショールームの空間演出のレースカーテンを納品させて頂きました。

今回のポイントはショールームの真ん中に設置する為「裏面も美しく仕上げる」です。カーテンの裏側が丸見えでは興醒めしてまいます。そこで「両面表仕様2重カーテン」です。2枚のカーテンの両サイドを縫い合わせ、上下は別々に仕上げる方法です。カーテンレールは1本で前後からカーテンを吊り込みました。

レールの端部はリターン金具をオプションで使用。内側のカーテンを90度正面に巻き込んでくれる為、カーテンの断面も表の生地になります。1個100円の金具が有るのと無いのとでは随分印象が変わります。

裏面は印象を変えてシンプルに無地になっています。

 

 

 

 

 

エントランス入ってすぐ正面に設置されています。

お出掛けになられた時はぜひ見てみて下さい!

 

フロントレーススタイル

透け感のあるレースを部屋内に吊って、無地のドレープを後ろに吊る。

そうするとお気に入りレースを一日中眺めている事が出来ます。

また、後ろのドレープの色でゴロっと印象が変わるのでそれも楽しいです。

こちらのお客様は、水色、ラベンダー色、黄色で悩まれていました。

でも最終黄色のドレープにされましたが、元気いっぱいとても明るいリビングに仕上がったと思います!

 

別注カフェカーテン

玄関にある幅18センチのスリット窓。

せっかくの玄関、家の顔となる場所なので何かで飾りたい。というご希望にそってレースのカフェカーテンを提案させて頂きました。

上下ポール通しにして、真中は革紐でキュッと結びました。革紐もボリュームのあるタイプではなく華奢な印象のもので☆

高窓の取付/シャープシェード

前回ご紹介した高窓現場の商品写真です。

やはり幅3800、取付高さ5300もあると圧巻です。

設計士さんの自邸で新築時、吹抜部分にはシェードをつけていませんでした。ただ何年か冬を過ごされたのですがやはり寒いので下の窓の様にプレーンシェードを付けたい。との事で追加工事になりました。

生地の選定は、

①1Fと同じような色目で。(同じ生地は廃番でした。)

②今回まず優先事項は断熱だったので、昼間ドレープのシェードはまず降ろさないという事を確認して遮光生地を提案しました。

遮光生地は遮光だけではなく糸の目詰まりが密なので冷気を通しにくいのです。

③高窓なのでドレープはシャープシェードのご提案をしました。

たたみ上げた時にプレーンシェードはたまにクシャっとなる時があります。手の届く所なら直せるのですが、高窓はそうはいきません。折曲がるところにバーが入っているシャープシェードならいつでもピシッと畳みあがってくれます。なので使い勝手、見た目も考慮しての提案です。

あとはリングのピッチなど細かいところを下のシェードと合わす指示をして発注しました。

紐引きカーテンレール③

前回からの続き。最後です。

紐引きカーテンレールの仕組みについて。

テンションプーリーが危険ならなぜ全てのレールをウェイト仕様に出来ないのか?疑問が出ると思います。

結論は出来ないのです。

ウェイト仕様はテンションプーリー仕様に比べて紐がたわみやすいのです。

テンションプーリーはしっかりと紐にテンションを掛ける事が出来ます。

ではなぜしっかりとテンションを掛けないといけないのか?

テンションを掛けていないとレールの中で紐がランナーに噛んでしまってカーテンが動かなくなってしまうからです。

図中の赤丸が紐です。

ランナーと紐が同じ空間にあります。

一方、ウェイト仕様のカーテンレールは紐が通る専用のスペースがあります。

ランナーが動く空間と、紐が動く空間が別々になっています。

これで多少のたわみでも動作に支障はないのです。

 

テンションプーリーとウェイト仕様、見た目の違いはレールの内部構造からくる違いでした。住宅や小さなお子様のいらっしゃるところはぜひウェイト仕様の紐引きカーテンレールを使ってください。

 

 

紐引きカーテンレール②

紐引きカーテンレールの種類は大きく分けて2種類あります。

ひとつは国内メーカーでよく見かけるテンションプーリーを併用したレールです。

テンションプーリーは30㎝から90㎝ぐらいまでの長さで金属製です。

紐をピンと張らす為に床か壁にビスで固定します。

一般的なテンションプーリーです↓

もう一つはテンションプーリーを使用せずコードの端部にウェイトをぶら下げて使用する紐引きカーテンレールです。

テンションプーリーのレールは体育館、講堂などハードに使われる場所には安価で向いているのですが、住宅で金属のプーリーを設置してあると少々ギョッとします。フローリングなどにも傷がつかないので住宅にはウェイトタイプの紐引きカーテンレールがおすすめです。また小さなお子様がケガをしない様に幼稚園、保育園の講堂、体育館などにもおすすめしています。

 

仕組みについては次のブログにて。

紐引きカーテンレール①

“紐引きカーテンレール”ってご存知ですか?

名の通り紐を引っ張ってカーテンを開閉するカーテンレールです。

よく見かけるのは学校の体育館など。

でも実は住宅でも案外あったら便利なんですよ。

1ヵ所に立ったまま紐を引っ張るので、幅が大きい窓などカーテンを開け閉めするたびに端から端まで歩かなくていいんです。また、窓のすぐ前にソファや家具、テレビなど置かれている場合、吹抜の高い位置にある窓の場合なども便利です。

海外では割と普及している紐引きカーテンレールですが日本ではあまり馴染みが無い様に思います。普通の手引きレールか、電動カーテンレールかが多いでしょうか。コスト的にも手引きと電動の中間なので一度検討する価値もあるかも知れません。

 

紐引きカーテンレールの種類は大きく分けて2つあるので、次のブログでご紹介します!

高窓の納品

今日は高窓のシェードの施工でした。

W3790H2290のシェード、設置高さが5m30あるお宅でした。

取付位置が高いのでリビングに足場を立てて大掛かりな工事でシェードも大きく、ちょっと緊張したのですが無事完了しました!

と言っても施工は信頼のおける職人さんが全部してくれたので私は立ち会いしてただけなんですが...(;^_^A

無事完了させるために足場のタワーを組み立てるときの声掛け確認「渡すよ。」「持ちました。」「はなすよ。」確実に現場を納めるという姿勢、再度気を引き締めるきっかけになりました。