とある店舗の現場から急ぎで段取りして欲しいカーテンがあるから現調に来てくれないかと依頼があったので、行ってきました。
改装現場で、奥の個室とホールをカーテンで仕切る内容だったのですが、現場でこんな雰囲気にしておいて欲しいと渡されたイメージがこちら。
かなり壮大なイメージですね、、⁉︎
写真と天井高さも全く違うし、、
とりあえず焦っても仕方ないので1時間ほどで全部の採寸を済ませて帰ってきました。さて納期はすぐに発注しても先方の希望納期カツカツだったので、昼から別の現場に向かう道中で脳内作業です。
上はスワッグバランスで、でもスカーフバランス様なスタイルがいいよね。
カーテンたくし上げるのは何重がいいだろう?
カーテン寄せた時に向こう側が見えてはいけないのでその後ろのカーテンのラップ多めにして、、
タッセルはどこにつけよう?
房タッセルが似合うと思うけどそんなに長い物は無いし、、
出入り口は両面表の無双縫い(2重縫製)にしておかないと
などなど。
とりあえず製作イメージを先方に伝える事と、見積りあげて了解を得ないと発注できませんので、そこに向かって夕方事務所に戻ってからした事は、
・1/200で現場の立面を描いて、考えたカーテンのイメージを落とし込みます。
・そこからカーテン、バランス、テールの製作寸法を割り出します。(見積り作る為の寸法なのでここでは詳細な製作寸法は出しません。1㎝、2㎝ではカーテンの価格は変わりませんし、また製作寸法出すのには時間がかかり過ぎてしまいます。)
・縫製所に別注縫製の見積り依頼をして、その他ノーマル商材の見積り、カーテン生地の要尺計算もして在庫確認も各メーカーに並行して済ませておきました。
提案するものの在庫が無ければ再選定で話が進みませんから。
※余談ですが思ったこと
今回赤いカーテンのご希望で全部で75mぐらい必要だったんですが、川島織物で在庫がありました。以前も140mほど1品番で欲しい現場があって、皆軒並み在庫無い中、川島だけが在庫があって事なきを得た事がありました。やはり在庫を積める企業力、住宅メインでないいわゆる“現場”を落としていくメーカーさんってとても有難いなと思いました。
なんだかんだで納品したカーテンです。表面と裏面。裏も1本レールを走らせて表のデコカーテンが見えない様にしました。
照明が暗くて上手に撮れなかったのですが雰囲気は伝わりますでしょうか?
それとその取付指示書
瞬発力と集中力を使った現場でした。